問題社員への対応〜出社拒否、無断欠勤が続いたらどうする労働者派遣法改正の行方〜労働契約申込みなし制度の問題点【労働契約の合意原則】

2010年04月26日

PLC(プロダクトライフサイクル)の観点から人材ビジネスを考察する

みなさん。こんにちわ。

今回は、PLC(プロダクトライフサイクル)の観点から人材ビジネスを考察します。

プロダクトライフサイクルとは、

製品が初めて市場に投入されてから消えていくまでの課程を『導入期』、『成長期』、『成熟期』、『衰退期』に分類し商品の寿命を説明したものです。

各期の特徴は以下のようになります。

〇導入期

売上高: 低い  利益: 低い 競合企業: ほとんどいない

〇成長期

売上高:急成長  利益:高い  競業企業:参入激化

〇成熟期 

売上高:低成長  利益:徐々に低下 競合企業:徐々に減少


〇衰退期

売上高: 市場飽和に伴い低下 利益: ほぼゼロ  競合企業: 減少


また、人材ビジネスといっても余りに漠然としていますので、「労働者派遣業」を例に取り上げていきます。

労働者派遣事業は、製造業への派遣が可能になったことなどをキッカケに、急成長をしました。これは、派遣法が出来て約20年がたち成長に入ったことを意味しています。

そして、一昨年のリーマンショックにより、「派遣切り」報道等の影響もあり、成熟期に入りつつある可能性があります。

成熟期のマーケティング戦略としては、プロモーション戦略が必要となります。

労働者派遣事業のプロモーション戦略としては、なんといっても労働者派遣事業のイメージアップに他なりません。

つまり、現在の労働者派遣会社は、地道に労働者派遣事業のイメージアップを行うことが重要です。

そして、そのイメージアップの結果が自社のブランド化につながるのです。

景気の回復が不透明な中でも、こういった地道なイメージアップを図った企業が不況後にブランドを構築した労働者派遣会社として社会に必要とされる企業となるのかもしれません。


今回は、労働者派遣を対象にPLCの観点から考察しましたが、有料職業紹介事業等は、まだまだ導入期と言える状態ですので、人材ビジネス全体から考えればまだまだ成長気にあるとも言えます。

いろいろなお考えがあるのも十分承知しています。

しかし、PLCの観点から人材ビジネスを考察することによって新しい気づきや経営戦略が生まれる一助になれば幸いです。

最後まで読んでいただき感謝しています。


それでは・・・今日はここまで(*^_^*)





『ぽっちと』クリックしていただくとうれしいです。
ワンクリックで順位上がります。(^v^)

人気ブログランキング
にほんブログ村 経営ブログ 組織・人材へ
にほんブログ村

特定社会保険労務士&キャリアカウンセラー山本真一の「日々是好日」日記
http://powerhouse-srcc.livedoor.biz/
シンキくん_4

お問い合わせ・お仕事の依頼について
   ↓
山本真一社会保険労務士事務所 HP

http://www.yamamoto-sr-office.com/















h1402 at 22:17│Comments(0)TrackBack(0)経営戦略 

トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
問題社員への対応〜出社拒否、無断欠勤が続いたらどうする労働者派遣法改正の行方〜労働契約申込みなし制度の問題点【労働契約の合意原則】