2009年10月27日
人材ビジネスにとって人材は「人」か?「商品」?
みんなさん。こんばんわ。
今日は、人材ビジネスについて深く考えてみます。
人材ビジネスとは、労働者派遣・有料職業紹介・業務請負をさします。
私は、平成12年〜13年、クリスタルグループの製造系業務請負会社のタイアップの大分営業所に勤務していました。
初めは、人材ビジネス業界に飛び込んだばかりで戸惑うことも多々ありました。
なかでも、表題の人材ビジネスにとって人材は「人」か?「商品」か?という観点はなかなか自分自身で判断出来なかったことをよく覚えています。
この表題の課題は、人材ビジネスに従事する人が直面する課題だと思います。
平成12年にタイアップに入社し、平成14年から社会保険労務士として開業して8年目になりますが、この表題の課題については、自分自身の見解を持つことができました。
【私見】
人材ビジネスにおいて人材は「人」であるし、「商品」である。
残念ですが、人材を「もの」「商品」とみる考え方は、人材ビジネスに限った事ではないということです。
なぜなら、人事労務管理の中で、人材を「人的資源」「経営資源」という言い方します。これは、明らかに生身に人間を「もの」又は「商品」として取り扱う側面を有しています。
そして、経営陣に近くなるほど、そういった感覚をもつのもいたしかたありません。
一方、人材ビジネスにおいて、人材は「人」そのもの、生身に人であると認識する必要があります。
人材を「もの」や「商品」として考えると、人間が本来もっている感情に対して鈍感になります。そのために不要な紛争を生じることがあります。
労使の紛争は、説明不足や感情の縺れ(もつれ)が原因であることが往々にしてみられます。
人材ビジネスに従事する人は、人材を「人」であり、「商品」であると認識し、人に関わる際には、適切な使い分けをすることが必要です。
くれぐれも、「人」としての感情の理解をおこたらないようにしてください。
それでは、お休みなさい。
特定社会保険労務士&キャリアカウンセラー山本真一の「日々是好日」日記

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