2010年06月

2010年06月30日

非正規労働者を「多様な正社員」に転換〜雇用政策研究会〜

みなさん。こんにちは。

現在、厚生労働省内では、今後5年以内に実施すべき政策の方向性を示すための研究会(雇用政策研究会)が設けら、ちかじかその内容が公表される予定になっています。


その中で注目すべきは「多様な正社員」という言葉です。

この考え方は、これまで非正規として働いてきた労働者を正社員化へ導くための方向づけの提言と言えます。


多様な正社員といってもよくわからないと思いますが、一例としては短時間正社員というものが考えられます。

所定労働時間は一般の労働者より短くして、福利厚生は同じにし、退職金や賞与については労働時間や貢献度に応じて支給されるような正社員です。

初めに申し上げましたように、非正規として働いていた労働者を何とか正社員(期間の定めがない労働契約)にして、雇用の安定を図ろうとすることが目的です。

多様な正社員」?

今は言葉だけではその意味はよくわかりません。しかし、近い将来の人事労務管理のキーワードになるかもしれません。


覚えておくといいかなと思います。

詳細がわかれば、その時記事にします。

それでは・・・今日はここまで♪


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2010年06月29日

民主党政権下の労働者派遣法改正の行方〜2010参議院選挙後の労働者派遣法改正案の取り扱いを展望

みなさん。こんにちは。

本日は、間もなく日本代表のパラグアイ戦が始まりますね。

その前にすこし気にになっていることを書いておきます。

現在、7月11日の投票日にむけて、参議院選挙真っただ中です。

菅総理の就任で民主党は一時期の逆風を乗り切った感があります。

しかし、一方今回の参議院選挙では、与党が過半数を獲得するのは微妙な情勢であるとの意見が大半です。

そこで気になってくるのが、労働者派遣法改正案の取り扱いです。

現在の与党が、参議院で過半数を確保できない場合は、他党との新たな連立が模索されるとの見方が有力です。

一説には、公明党、みんなの党、はたまた自民党との大連立の可能性があると言われています。


公明党、自民党は、労働者派遣法については「いきすぎた規制」については反対の立場です。

さらに、みんなの党にいたっては党の選挙公約(アジェンダ)で現在の労働者派遣法改正案に対して明確な反対をしめしています。


私見ですが、選挙後民主党が新たな連立のパートナーを見つけた場合には、現行の労働者派遣法改正案の大幅な修正がおこなわれるのではないかと考えています。

有力なのは、労働政策審議会の答申案の中にあった「期間の定めのない労働契約の場合の事前面接の解禁」が復活するのではないかと考えています。

そして、希望的観測ですが、現行の労働者派遣法改正案についての規制を緩和する方向になるのではないかと考えています。

その根拠は、現行の労働者派遣法の遵守を徹底するだけでも労働者の処遇改善につながると確信しているからです。

今回は、いちはやく参議院選挙後の政局を予見する形で書いてきました。

とはいうものの、選挙は水ものですので、詳しくは参議院選挙後に自分自身への検証の意味も込めて労働者派遣法改正の行方について改めて書いていきたいと思います。

それでは・・・今日はここまで(^v^)♪




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2010年06月28日

高速道路無料化の社会実験が始まりました。大分〜佐伯間利用しました。

みなさん。こんにちは。
ここ2回ほど判例紹介をしたので、すこし堅苦しい話がつづきましたので、すこし肩の凝らないことについて書いてみようと思います。


私は、大分市在住ですが、本日大分県の臼杵市へ仕事に行き、その帰りに高速道路を利用しました。

大分〜佐伯期間は高速道路無料化の社会実験対象路線で、本日から無料なのを知っていたからです。

夕方、5時過ぎに利用したのでが、平日ではこれまで見たことのないくらいの車が高速道路を利用していました。

通勤等に高速が無料ならば使う人も多いのかなと感じました。

既に知ってはいたのですが、無料にも関わらず、高速利用時にはチケットをとらなければなりません。

高速を降りるときに、清算機械に通すと0円の表示がされなんとも不思議な感じでした。

また、高速から一般道路に降りる際には、石灰がまいてありました。

口蹄疫予防対策のためです。


高速道路無料化といい、口蹄疫といい世の中ではいろいろな変化が起こっていると感じた一日でした。

他愛のない話になりましたが、最後まで読んでいただき感謝です。

それでは・・・今日はここまで(^v^)♪

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h1402 at 23:24|PermalinkComments(0)TrackBack(0)雑感 

2010年06月26日

派遣女性へセクハラ派遣先に使用者責任を認定

みなさん。こんにちは。
今回は、前回に引きづづき判例紹介いたします。

これは今年6月15日に判決に至った事件です。


派遣女性にセクハラ 「味覚糖」へ賠償命令

 和洋菓子製造販売会社「味覚糖」(本社・大阪市中央区)の奈良工場(奈良県大和郡山市)で派遣従業員として働いていた女性が、当時の上司の男性からセクハラ(性的嫌がらせ)を受け、抑鬱(よくうつ)神経症を発症したとして、味覚糖と派遣会社に対し、計約700万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が15日、奈良地裁であった。一谷好文裁判長は味覚糖の使用者責任を認め、77万円の支払いを命じた。

 一谷裁判長は判決理由で「女性は元上司にやめるように注意するなど性的な不快感があったとみられる」としてセクハラを認定。一方で、「セクハラ行為を受けていた間も精神的不調を訴えなかった」として抑鬱神経症発症との因果関係は認めなかった。派遣会社については労働契約上の義務違反はないとした。

 判決によると、女性は平成19年9月ごろから、元上司から携帯電話の番号を教えるよう何度も言われたり、体を触られるなどした。女性は20年6月以降、休職し、同年7月に労災が認められた。元上司は同年12月に自殺した。


(産経新聞)



今回のこの判決で注目すべきは、派遣会社には労働契約上の義務違反はないとしたに関わらず、派遣先にはセクハラ賠償を認めた点です。

また、当時の上司が自殺したこと等悲劇的結末です。
派遣会社等のコーディネ―タ―にとっては、この事件は重くうけとめください。なぜなら、派遣先企業の担当者・関係者の啓蒙をすることが、悲劇的な結末を事前に防ぐことになるからです。

最後に、近年ますますパワハラ・セクハラに対しては厳しい対応が求められています。

くれぐれも肝にめいじてくださいね。

すこし、きびしい話になりましたが最後まで読んでいただきありがとうございます。

それでは・・今日はここまで(^v^)♪

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2010年06月25日

TOTOに労災賠償命令 「偽装請負」認定 請負会社社員労災死亡事件

みなさん。こんにちは。

先日、TOTO滋賀工場で請負会社に所属していた従業員の労災死亡事故に関して、大津地裁が業務委託(請負)を装いながら実際は派遣という「偽装請負」を認定して派遣先に労災の賠償を命じる判決をだしました。

1億円の賠償金をTOTOに求めていましたが、判決では6140万円の賠償を命じました。

この判決の特徴は、偽装請負を裁判所が認定し、その結果、派遣先(発注者)企業の安全管理責任を認めて、賠償金の支払いを命じたことです。

請負の場合は、安全管理責任は、原則して請負会社にあります。

しかし、今回裁判所は明確に「偽装請負」と認定しました。
そのポイントはTOTOが直接指揮命令したと認めたことにあります。

現在、請負化を推進している派遣会社も多くありますが、くれぐれも適正な請負を心掛けてください。

発注者からの指揮命令はNGです。

また、請負化に対しても、発注者企業に対しても不適切な請負化は労災等が発生した場合の安全管理責任が生じるリスクがあることを理解してもらうようにすることが不可欠です。

ユーザー企業の啓蒙が大事です。

今回のTOTOの事件も請負と労災との関係について一石を投じるものです。これまで「ニコン熊谷事件」「大和製罐(テクノアシスト相模)事件」が請負労災死亡事故のついて注目されてきました。

これらの事件のいきさつや裁判所の判決を見て理解を深めてみるといいのかなと感じます。

それでは・・・今日はここまで(^v^)♪


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