2009年10月

2009年10月31日

大企業は「動物」、中小企業は「植物」

みんなさん。こんにちわ。


わたしは、中小企業経営者の団体「中小企業家同友会」に所属しています。

先日、月1回例会(勉強会)があるのですが、その中で強い感銘を受けた話があったので紹介します。

それが、表題の『大企業は「動物」、中小企業は「植物」』という話です。

大企業とは、立地や進出条件の良い場所を国内外を視野に入れ模索してます。そして、賃金等の条件がよい場所に出店、工場をつくります。

しかし、その工場や店舗が不要となれば、店舗の撤退、工場閉鎖も厭いません。

その行動様式は狩りをする「動物」そのものです。

一方、中小企業は、大企業の協力企業となる企業、地域の消費者とともに商売する企業等その経営形態はいろいろありますが、地域密着した存在と言えます。

中小企業は、地域を活動拠点としているため、容易に店舗の撤退や工場閉鎖できません。

その行動様式は、大地に根をはる「植物」そのものです。


私の支援する多くの人材ビジネス会社は、地域(大分県)の工場が生産縮小、店舗の撤退で困難な状況にあります。

この『大企業は「動物」、中小企業は「植物」』ということを考えると、いたしかたのないことかもしれません。

しかし、困難な状況だからこそ、中小企業は地域に根差した企業という考え方が困難な状況を打開する切り札になります。

最後に、私はこうした「地域に根差した企業」の支援していきたいと強く思っています。

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2009年10月29日

人材ビジネスの事務は「時務」です。

みんなさん。こんにちわ。

今日は、事務について書きます。

人材派遣・有料職業紹介・業務請負という業種を問わず、最近は多くの法改正も行われ、それに伴い書類作成業務が増えています。

特に派遣を行う場合は、就業条件通知書・労働条件通知書、抵触日の管理、派遣事業報告書等多様な書類提出が求められます。

派遣に関する事務や労務管理に必要な事務をタイムリーに行わないことが原因で不要な労使間のトラブル・紛争で起こることがあるなーと感じます。


事務は作業でありません。

例えるならば「時務」です。

時務とは、「ときのつとめ」です。


「ときのつとめ」としての事務をおこなうことは、即CS(顧客満足)ES(従業員満足)を高める効果が得られます。

なぜなら、従業員の立場であれ、顧客の立場であれ、必要な手続きをタイムリーかつスピーディーに対応してもらって悪い気分になる人はいません。

一方、必要な手続きが、予想以上に遅れる場合は、相手に対して、不信感を抱かせる要因になります。

くれぐれも、事務とあなどるなかれです。

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2009年10月28日

人材ビジネスに携わる方の理想像。

みんなさん。こんにちは。

前回の書きました『人材ビジネスにとって人材は「人」か?「商品」か?』というのは、ある意味人材ビジネスに携わる方の究極の命題とも言えます。

そうして、人材ビジネスの本質を理解してもらえば、人材ビジネスに従事する人の理想像が導きだせます。

解りやすく説明すれば、人材ビジネスに従事するためには、『人としての「人材」』と『経営資源・商品としての「人材」』の理解が深いことがもとめられるということです。

言い換えると「理」と「情」の理解が深いと言えます。

具体的には、

「理」・・・・理屈、理論、法律、論理

「情」・・・人間理解、感情理解、リーダーシップ、モチベーション


です。

いろいろな意見もあると思いますが、これまで、人材ビジネスに従事する方の理想像について、私なりの見解を述べてきました。

読者の皆さまはどう考えますか?

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2009年10月27日

人材ビジネスにとって人材は「人」か?「商品」?


みんなさん。こんばんわ。

今日は、人材ビジネスについて深く考えてみます。

人材ビジネスとは、労働者派遣・有料職業紹介・業務請負をさします。

私は、平成12年〜13年、クリスタルグループの製造系業務請負会社のタイアップの大分営業所に勤務していました。

初めは、人材ビジネス業界に飛び込んだばかりで戸惑うことも多々ありました。
なかでも、表題の人材ビジネスにとって人材は「人」か?「商品」か?という観点はなかなか自分自身で判断出来なかったことをよく覚えています。


この表題の課題は、人材ビジネスに従事する人が直面する課題だと思います。


平成12年にタイアップに入社し、平成14年から社会保険労務士として開業して8年目になりますが、この表題の課題については、自分自身の見解を持つことができました。

【私見】


人材ビジネスにおいて人材は「人」であるし、「商品」である。

残念ですが、人材を「もの」「商品」とみる考え方は、人材ビジネスに限った事ではないということです。

なぜなら、人事労務管理の中で、人材を「人的資源」「経営資源」という言い方します。これは、明らかに生身に人間を「もの」又は「商品」として取り扱う側面を有しています。

そして、経営陣に近くなるほど、そういった感覚をもつのもいたしかたありません。

一方、人材ビジネスにおいて、人材は「人」そのもの、生身に人であると認識する必要があります。

人材を「もの」や「商品」として考えると、人間が本来もっている感情に対して鈍感になります。そのために不要な紛争を生じることがあります。

労使の紛争は、説明不足や感情の縺れ(もつれ)が原因であることが往々にしてみられます。

人材ビジネスに従事する人は、人材を「人」であり、「商品」であると認識し、人に関わる際には、適切な使い分けをすることが必要です。

くれぐれも、「人」としての感情の理解をおこたらないようにしてください。

それでは、お休みなさい。




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2009年10月25日

製造業における派遣・請負適正化セミナー・大分(大分労働基準監督署からの警鐘)

みなさん。こんばんわ。

10月22日の大分市の医師会館で「製造業における派遣・請負適正化セミナー」に参加してきました。

内容は以下のようなものでした

13:30〜14:30

大分職業安定部需給調整事業室 室長 佐藤氏 講義

派遣と請負に関する区分基準について

派遣先が講ずべき措置に関する留意点
請負事業の雇用管理改善のためのガイドライン

14:30〜15:00

大分労働基準監督署 第一方面主任監督官 旗手氏 講義

労務管理と安全衛生管理の留意点について


15:00〜15:30

大分労働局雇用均等質 室長 大坪氏 講義

男女雇用機会均等の確保について


内容的には、例年とあまり変わり映えしないものでした。

しかし、私が印象に残った話がありました。

それは、大分労働基準監督署の旗手氏が講義の最後に話したお話です。

派遣元事業主・請負事業主の参加の数が例年の半数程度になっていること。景気の影響について言及しました。

そして、

派遣先企業・発注者企業に対しては、「食品偽装」を例えにして、食品偽装をおこなった企業は、倒産に至る社会情勢にあるというお話でした。


これは、比喩ですが、派遣先企業・発注者企業が不正なことを助長するようなことは、企業の存続さえ危うくする可能性を示唆したものです。



長年、派遣元企業・請負企業の使命の1つは派遣先企業・発注者企業を守ることであると説いてきた私の主張と同じであったのは、感慨深いものでした。


これらの、ことからもわかるように、不適正な派遣・請負に関しては、世間の見る目が厳しくなってきています。

派遣や請負を利用される企業の皆さまくれぐれもその点はわすれないようにしてください。

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